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時は2009年2月24日。
聖なるバレンタインから10日も経つのに何のチョコ沙汰(音沙汰)もないまま24日を迎えた僕は、心に大きな穴をポッカリ空けたまま武蔵小杉の駅へと向かった。
そう、今日はラジオ収録日である。
何のラジオ収録かって？
そんなことはこのブログを読んでる諸君なら一発でわかるであろう。
きたる3月12〜15日まで、大井町きゅりあんホールにて行われる熱き男達の幕末伝の告知＆紹介をラジオ放送にて全国各地にしらしめるためである。
今回のきっかけは、これまたプライベートでも舞台上でも熱い男を演じる『カトゥ』さんの顔の広さが功を成して生まれたビッグ・チャンスだったのだ。
今回ラジオ出演という大役を仰せ仕った4人の精鋭を紹介しよう。
第一の刺客⇒今をときめくジャニーズ集団、カトゥーンよりもセンチメンタルジャーニーにときめいてる熱い男、カトゥ。
第二の刺客⇒女としてこの世に生を受けたにも関わらず、男よりも男の中の男。その男っぷりな剣さばきは宝塚女優なんて屁のつっぱりにも及ばない女子、なぎ〜。
第三の刺客⇒昼は人事部。夜は役者。両極端の才を持つ、牛若丸以上のトリッキーさを兼ね備えた才色兼備系美男子、わかちゃん。
第四の刺客⇒バレンタインから10日も経ってるのに本命からチョコレートをもらえなかったことを根にもち「バレンタインの期限って来年の2月13日までだよね…」と心の中
でウジウジぼやいてる男、ボヤッキー木村。略してボヤキムラー。
そう、この日はこの４人でかわさきＦＭへと生死をかけた殴りこみに踏み込んだのだ。
殴りこみ前にひとまずお茶休憩と称して、隣にあるケンタッキーにて作戦会議をするが、結局皆が皆人任せにしてたことは言うまでもない…。
そして本番直線…。
ラジオ局に案内されスタジオ入り。
まず中に入るとダンディーで渋めのふわふわパーマが目に付く男性がスタジオ内を案内してくれた。
しかし僕らの手際が悪かったのか、
「はいはい、早くしないと時間がないよ〜！早く！早く！」
といきなり喝を入れられた。
なんだこのヤクザまがいの人は!!!
と、誰もが思ったに違いないが、後々このダンディーさんに僕らが色々学ばされる羽目になるとはその時誰も知る由もなかった。
中にはお洒落なシンガーさんが一人、すごく優しそうな面持ちで僕らに挨拶してくれた。
どうやらこのシンガーさんが今日僕たちともう一組のゲストらしい。
そして本番15分前に主役(パーソナリティ)登場。
彼女の名は『浅羽由紀』
もうね、天使かと思っちゃいましたよ。
見た目も天使かと思えば話し方まで天使。初めての僕らに対しての接し方から仕草まで…何から何まで癒し系代表の天使でござった。
で、何はともあれラジオ番組は無事収録を終えたのですが…このレポを読んでる方な
ら既にもうラジオはリアルタイムで聴いてくれてますよね？
収録中、浅羽さんが唐突に芝居の内容を、余裕ぶちかましてたなぎ〜さんに聞いて、それでも紅一点の意地をみせて最高の受け答えをしたなぎ〜さんのファインプレイがあったり、わかちゃんがキュートなハイトーンボイスでリスナーの女性ファンを増やしたり、カトゥさんが大人の対応でしっかりケツを占めてくれたり、と
…色々問題はありましたが、明るく楽しく元気に収録を終える事ができたと思います。
で、今回学んだこと…これはヤクザまがいのダンディーさんに教えてもらったことですが、
◆アーティストはケツを決めてそれに向かって今をどう動くかを考えなければいけない。
◆この世界、「癒す」とか「貴方のために」とか、口ではそういう人間はたくさんいるが実際に行動で示せる人間にならなければ真実味が全然ない。
という２点。
このことは、ラジオ上では音楽が流れてる間にダンディーさんが僕らに身をもって教えてくれたことですが、確かにそうだと感心させられました。
うん大事だ。アーティストである以上はこのことは常に念頭において行動していかねば…と改めて考えさせられました。
だから僕たちはこの『SPY』という芝居を通して、それぞれがお客様皆様に対してそれぞれのメッセージ・想いを全力でぶつけていきます！
なので、観に来てくれるお客様も皆様全力でそれを受け取ってくださいね！
あぁ…熱々しくダラダラ長々意味不明なことばかり書いてしまいましたが、とにかく面白いから観に来てねと…つまるところそういうことです。
ではでは劇場にてお会いできることを役者・スタッフ一同心よりお待ちしております。
PS：この日の晩、僕は奇跡的に本命からチョコレートをもらうことができました。でも僕の中では来年2月13日までが今年のバレンタインだと思ってるので…観に来てくれたお客様の中でチョコを渡したい女性がいましたらいつでも受け取りますね。あ。、本番中にホワイトデーだ…。何かいいことあるかもしれませんね。。。
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